「燈花会2016」はいつも通り炎の芸術であった
毎年奈良で開催されている「燈花会」というイベントがあります。
カップに水に浮かべた蝋燭を入れることで光を放ち、それを何万個も並べることで奈良公園一帯に光のアートを展開するというのがイベントの内容になります。
大勢のボランティアスタッフがいることも特徴で、奈良を代表するイベントの一つです。
今回はその2016verを一日だけ見てきたのでレビューします。
〇基本情報〇
【名称】
燈花会2016
【金額】
0円
〇評価〇
【点数】
70点
【良い点】
近鉄奈良駅から徒歩10分ほどで到着するためアクセスが良い。
奈良公園の大部分がエリアになっているためかなりの時間見て回ることが出来る。
光の色が赤だけでなく、青や緑、白などがあり綺麗であった。
案内板が付いており、警備員、誘導者もいたためスムーズに移動できた。
出店も出ていたため十分に楽しめた。
【悪い点】
説明がないため見ても何を表しているのかわからない。
【総評】
奈良のイベントと言えば燈花会が最初に出てくるほど有名なイベントであるため行ってみた。
広域が対象となっており、光のアートを見ながら2時間近く散策することが出来た。
それぞれの光が何かの絵を表しており、ピースサインやスイカは分かったが、わからないものも多く説明が欲しかった。
会場に関してはこれだけ広いのにも関わらず、信号機があるところがほぼないため誘導を行う警備員も少なかったが十分に整理できていた。
出店が多く、そこを見ているだけでも楽しめた。
概ね良いイベントであったといえよう。
面白かったのは覗き石?とかいう石を覗いて見たら中に、ヒトカゲやピカチュウと言った人形が置いてあり、運営がしていたのだとしたら上手くポケモンブームを利用しているなと感じた。
マイナス点としては飲み物を買う場所が少なく、ゴミ箱がなかったことである。
出店で何かを買って、アートを見て回っているとゴミ箱がないためゴミを持ちっぱなしにする必要があった。
最後にすごいと感じたのはボランティアである。
終了時刻と同時に大量にあった光が一気に消えていき、10分やそこらで全ての光が消えた。
そして30分も経てば設置されていたカップは全て回収されており、ものすごい速度で片付いているのがわかった。
さすがとしか言いようがない。
見た感じ大学生ぐらいの若い人から定年退職後のお年寄りまで幅広いボランティアが存在し、若い人の割合が高いゆえに高速撤収が可能になっているように感じた。
本来の光のアートだけでなく、その芸術の裏で活躍している人を見ることでイベントを一度ならず二度も三度も楽しめるのだと感じる良いイベントであった。