泣きゲーの代表作「この青空に約束を- てのひらの楽園」をプレイしてみた!!
世の中にはプレイした人々の感情移入を誘い、泣かせるゲームがあります。
俗に泣きゲーと呼ばれているのがそれに当たります。
今回はその代表作である「この青空に約束を-」のPSP版である「この青空に約束を- てのひらの楽園」をプレイしてみたのでそのレビューになります。
泣きゲーと言えばこれと言われるほどの代表作なのでプレイ前から期待していました。
結論から言うと泣きましたね。
プレイ検討中ならレビューを読んでみてください。
〇基本情報〇
【名称】
この青空に約束を- てのひらのらくえん
【金額】
6095円
【購入元】
【備考】
ネタばれ注意!!
〇評価〇
【点数】
80点
【良い点】
・泣きゲーと呼ばれる理由に納得するほど泣ける
・物語はまさに、笑いあり涙あり
・個別ストーリーに突入しても他のキャラクターが絡んでくるなど、各キャラクターが際立っており、面白い
・全エピソードを回想することが可能
・BGMなど音楽面が素晴らしい
【悪い点】
・立ち絵の種類が少ないため単調
・CGも絶賛するほど綺麗ではない
・キャラクターによっては全然面白くないシナリオが存在する
【総評】
泣きゲー界のトップ争いを常にしているこのゲームをプレイし終えて一番最初に思ったことは「素晴らしい」の一言であった。
個別シナリオだけで見ても、海己シナリオの王道感や、宮エピソードのヒロインの愛くるしさはすごい。
ピーターパンの劇を行うエピソードでのヒロインによる主人公の取り合いは、思わず笑ってしまうほどであった。
このゲーム全体が、笑いあり涙ありを地でいくものであり、誰もが楽しめる内容になっている。
共通シナリオは物語の起伏がしっかりしているので飽きずに楽しむことが出来るし、個別シナリオではヒロインでなくなったヒロインたちがよく絡んでくるため見ていて楽しい。
キャラクターたちが愛されているのが良く分かる。
全ヒロイン攻略後に出てくるラストイベントは、このゲームが泣きゲーと呼ばれる所以のイベントであり、実に感動的であった。
それぞれの会話を読んでいるだけで感傷的になるのに、最後の合唱ではヒロインがどんどん泣き崩れていき、プレイヤーもつられてしまう。
これを録音した時の声優さんたちはどのようにして撮ったのであろうか・・・。
このエピソードは他の全てのエピソードをこなしているからこそ、感動を感じることができるのだと思った。
このゲームはストーリだけでなく、BGMが素晴らしい。
ゲームの世界に引き込むだけの力を持ったBGMがたくさん存在し、これらが強くプレイヤーに物語を理解させている。
CGや立ち絵が残念な分を巻き返すほどのBGMの良さである。
BGMによって世界に引き込まれ、ストーリーによってキャラクターに愛着を持ち、プレイヤー自身が寮生となってしまうがゆえに、最後のイベントで泣き崩れてしまうのであろう。
このゲームはプレイヤーをゲームの世界に引き込むのが非常にうまく、プレイヤー自身が憧れる理想の青春を疑似体験させてくれるのである。
ギャルゲーと呼ばれるジャンルのゲームのため、人を選ぶだろうが、プレイすれば間違いなく泣ける素晴らしいゲームなのでぜひともプレイしてほしいと思う。